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私は群馬県の桐生と言う所で育っています。毎年、今頃の季節は『赤城颪(おろし)』と呼ばれる風がビュービューと吹きます。
日本海から流れてきた風が山を越え関東平野に吹き降ろす最後の山が赤城山と言う訳で、あたかも赤城山から吹いて来るように感じる訳ですね。この風は午後から夜にかけて吹く事が多いかった気がします。もちろん時間かまわず吹く時は吹くのですが・・・
私は高校時代、6キロほど南にある学校へ自転車で通っていました。地形的に弱冠下り、帰りは北へ向かって弱冠の登りとなるのだけど、その学校帰りの時間にビュービューと吹いていたりするのですよ。私の通っていた学校は高台にあって、そのすぐ下をバイパスが通っているのですが、このバイパスも高架されているので風を遮るものは何もありません。ここを北へむかって走り出すのですが、悪いことにここは立体交差に向かってさらに道が登っていたりします。
そこへ赤城颪、もうですね、自転車のサドルから尻を持ち上げて全体重をかけて必死に漕ごうとするのだけどペダルが全く回らない、やっと風圧とつりあってビクとも進まない、なんて事が何度もありました。しかたなく自転車を押す事になるんですけどね・・・私の家は当時、周り中、畑だったのでこの風が吹き荒れると出窓とか、酷いときは畳の上までジャリジャリとしていました。故郷の町は大好きなのですが正直、あの風だけは何とかしてくれ!などと思ったものです。
ですが、この風ですから“凧揚げ”なんかやるとヒュルヒュルと揚がってしまいます。とは言っても子供の時は慎ましやかにしかやっていません。
これも高校生の時、何故その時凧を手にしてたのか?覚えていませんが、もう、凧揚げなどやらなくなって久しかったですからね。でもすぐそこに高台の風が吹きすさぶ絶好の場所があって・・・折角だからと紐を沢山買ってきて・・・とは言ってもたいした金は持ってないわけで、凧揚げ用の紐を5〜6本繋ぎました。100メートルくらいあった気がします。
これがね、あっという間にのびきってしまうのですよ。普通、凧を揚げる時は最初少し風に向かって走ったりしますが、そんな必要は全くなく、手を離した瞬間もうビューンと、ひもを手早く伸ばして行かないと・・・紐を引きちぎりそうな勢いで・・・指は焼けどと言うか切れそうと言うか・・・紐は延びきってもビュンビュンと唸りを上げて・・・いや、うのその唸りが聞こえない距離まで揚がってしまったのですが、とにかく引っ張られる。
これ、紐を延々長くしたらどこまで揚がって行くのだろう?と思ったのだけどそれは試していません。この時も今にも紐が切れそうな勢いだったのと、万が一、凧がバランスを失って墜落したら危険だ!と思った訳です。別に、すぐ下に下に民家があった訳ではないげど、やはり紐が切れて飛んでいってしまったら危険だと・・・
・・・と言うか・・・それにそうだ・・・この文章を書きながら思い出して来ました。
この時は高台のさらに一段高い所からだったので、ビュンビュンと飛んでいましたが、ひょっとすると高度・・・と言うか凧の揚がっている角度はあまり高くなかったような・・・そうです、紐が長くなるにつれて、その紐自体の重さで凧の高度がどんどん下がって来ていた様な・・・そうそう、多分そうだった気が・・・・とすると上の絵はちょっと間違ってるな。いや、しかし待てよ、ひょっとすると、ひもを取り付ける角度のせいで高度が下がってたのかな?う〜ん・・・まぁ、兎に角、ビュンビュンと飛んでいたのですが・・・・
しまった!こんな事を書くいていたら疑問が涌いてきてしまった・・・・
でも、多分、紐の重さだろうな・・・だとすると、ですよ。もっと紐を長くするためにはものすごく軽くて丈夫な紐を使うか、さらには凧自体も軽く大きくしなければならない、と言う事でしょうか?
でもあの風の中でそんな実験をやろうとは思いません。大凧が切れて飛んでいってしまったら本当に危険です。だいいち揚げてる本人が引っ張られてしまう。そういう事は大凧大会などを催す専門家に任せて置くのがよいかと・・・いや、専門家もあんな強風の中では決行しないでしょう、たぶん。
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