 |
 |
1958年、群馬県東毛地区【桐生市、また、大間々町（現・みどり市）界隈】に生まれる。
地理的には昔、侠客・国定忠治が『赤城の山も今宵限り〜！』と吐いたあの赤城山の麓。渡良瀬川(かつて森高千里さんが歌った【渡良瀬橋】へと続く川）が、栃木県の日光、足尾方面の山波から関東平野に流れ出た渡良瀬扇状地、河岸段丘にて育つ上州人、だった。
なので自分の原風景の中には、この渡良瀬川と赤城山は切っても切り離せない。たぶん作品にも少なからず影響している、ですです。
【空のキャンバス】において《高台に公園がある風景》と言うのは実は、渡良瀬川の河原からいつも見上げていた《川が削り取ってしまった断崖》のイメージだったりします。10数メートル〜２０メートルくらいあるんだけど、当時はそこから豪快に滝が流れ落ちてたりしました。現在では滝も枯れ、河原も護岸工事がなされ、全く様変わりしてしまったけど…
自分も故郷を離れて暮らした時間の方がずっと長くなってしまったので、原風景からは離れよう！離れなければいけない！離れるべきだ！などと思ったりもするのだが…
年齢と共に古いものに固執してしまうのが人間！と思うので、新しい物に目を向けるためにも、古い物はほんの心の片隅に！としなければいけないのではないか？とか思ったりね…そうしないと新しい人たちとの会話もなかなか難しいものになってしまう！なんてさ…
兎に角、野を走り、山を駆け抜け、川に遊び、氷上に戯れ、ボールを追いかけ、そろばんを操り、広告の裏テストの裏は落書きだらけ、鉄棒に絡まり、ギターを抱え五線譜にまみれ、雷鳴におののき（強烈なんだ！これが）、赤城颪（おろし・これも強烈））に吹かれながらもスクスクと育った。
高校卒業後、上京。美術、グラフィックデザインを学ぶ傍らギターを弾きまくる。
卒業後、デザイン事務所にしばし籍を置いたが、ある日突然『漫画家になります！』宣言をして退社。
漫画を描き出したが、どうやっていいのか全くの自己流…『これではいかん！一度漫画の原稿という物を見せてもらおう！』と思い立ち出版社に電話をかけまくった結果、【少年ジャンプ】だけが、『とにかく来なさい！』と言ってくれて編集部を訪問。プロの原稿のあまりの繊細さ、綺麗さに感動！また、愕然！とする。
『ちょうど、スタッフを募集している所があるから手伝ってみないか？』と誘われ本格的にまんがの世界へ！
以降、数々の偉大な先生方の下で修業をさせて戴く。
俗世とは全く異次元の濃密な時間の流れの中へ…
各社へ作品応募、持ち込み、ボツ！ボツ！ボツ！ボツ！ボツ！…
1980年代初頭、某雑誌にて読みきり漫画デビュー。
新聞時事漫画などを連載。
この間、持ち込みも少年誌から青年誌→また少年誌などといろいろと彷徨う・・
ボツ！ボツ！ボツ！…たまに、佳作、入選！…ボツ！ボツ…
入選……
ようやく、1986年週刊少年ジャンプ（集英社）にて【空のキャンバス】を連載。
以降、さらなる濃密な時間の中へ…
兎に角、濃密な時間、ボツ原稿の山、さらに濃密な連載、の中でいろいろとかかわって下さった方々の様々なご指導、協力、助言、それら全てから大変多くの事を学ばせて頂きました。感謝！感謝！ですね。
【空のキャンバス】以降の作品は少年ジャンプにおいて【神様はサウスポー】【チェンジアップ】【暗闇をぶっとばせ！】を連載。
スーパージャンプ（集英社）にて【炎の料理人 周富徳】を連載。
ちゃぐりん（家の光）において【カットイン・タートルズ】、
OH!スーパージャンプ（集英社）にて【食卓の騎士】を連載。
2001年よりコミックバンチ（新潮社）にて【リプレイJ】を連載。
続いて、【ヴィクトリー】【悪忍-加藤段蔵無頼伝-】を連載。
2009年夏より週刊漫画ゴラク（日本文芸社）にて【神様はサウスポーDIAMOND】を連載。
2011年10月よりプレイコミック(秋田書店）にて【げき鉄】を連載。
2013年春より同プレイコミックにて【美食広域捜査官 英薫】を連載。
2017年よりWEB ゴラク・ゴラクエッグにて【VIVA!!空のキャンバス】を連載開始--
未来へ---
|
 |
|
